大学入試英語民間試験の導入延期
こんにちは、Y先生です。
早いものでもう11月ですね。
ちょっと間が空いてしまいましたが、不定期でも更新していきたいと思います。
さて本日、大学入試英語の民間試験の導入延期が発表されましたね。
2024年度、今の中学1年生の代からの導入を検討とのことです。
あまりにバタバタとした対応で、混乱を招いていますね。
まず私は、そもそも入試に民間、しかも複数の試験を導入することには反対です。
4技能試験は、共通テストの一発勝負で行うべきだと考えます。
しかし、来年度に向けた準備を始めている今の段階で、実施すると発表していたものをひっくり返すことは、あまりにお粗末な対応ではないでしょうか?
日本の英語教育のレベルを引き上げるための改革ではなかったのでしょうか?
残念ながら、本気度が感じられません。
地域格差、経済格差が問題だと言われていますが、それは現行の入試にもあります。
試験会場への距離や交通の利便性は異なりますし、安くない受験料も必要です。
格差が大きくならないための配慮や工夫は必要だと考えますが、ゼロになることはないでしょう。
これらの格差を延期の理由にするのは、世論の反発を避けるだけのように思えてなりません。
10年後、20年後の英語教育はどうなるでしょう?
AIの発達により必要性が薄くなる、または世界で通用するのが当たり前のレベルの教育体制になる、それとも大きな変化がないままになる。
どこを目指していくのでしょうか?
今がその分かれ道ではないでしょうか?
未来への投資となる教育を推し進めていただきたいですね。
いずれにせよ、正しい努力が無駄になることはありません。
目標に向けて何ができるのかを考えていきましょう。